関節に効くと言われるコンドロイチン、グルコサミン、ヒアルロン酸など、「かたっぱしからサプリを試したけど、効果なし…」という方。今回ご紹介する「非変性2型コラーゲン」が救世主になるかも知れません。
関節にダイレクトに届き働きかける成分なので、飲んでたったの数日で嬉しい効果を感じる方が多数の、注目サプリなんです。今までの関節痛に効くサプリとなにが違うのか、じっくりと見ていくことにしましょう。
美容サプリなどでコラーゲンが使用されていますが、コラーゲンには28もの種類があります。非変性2型コラーゲンが他のコラーゲンと一体なにが違うのか、簡単に見ていきましょう。
◇非変性とは?
非変性とは、「コラーゲンのらせん構造が壊れていない」ことを意味します。じゃあ、よく耳にする「コラーゲンペプチド/低分子コラーゲン」はどうなのかと言うと、熱を加えて抽出する段階で、コラーゲンのらせん構造が壊れてしまっています。構造が壊れている・壊れていないで「変性・非変性」に分けられ、働きに違いが出てきます。
◇2型とは?
コラーゲンの型、1〜28型まで、それぞれの型によって体のどの部分に多く存在するのか、住み分けわれています。2型は、主に関節の軟骨や眼球のガラス体液の成分になります。
ずばり、申し上げます。コラーゲンを試しても、関節に効かなかったのは、ご使用のコラーゲンが「非変性2型コラーゲン」じゃないからです。
非変性でなく「2型コラーゲン」とだけ記載があるケースや通常のコラーゲンでは、コラーゲンの構造が壊れています。2型でも通常のコラーゲンと同じとして見なされ、分解後、アミノ酸やペプチドとして吸収されるだけなので、注意しましょう。
非変性2型コラーゲンであれば、腸が「この形は…!軟骨成分だ、そのままで貴重な栄養素だから分解したらダメ!」と認識して、そのままの形でつまり、2型コラーゲンとして吸収されます。軟骨の補助にダイレクトに役立てられるんですね。
グルコサミン、コンドロイチンやヒアルロン酸が関節にあまり効果的でなかったのは、関節で重要な役割を担う軟骨成分の3〜5%にしかならないからです。対して、非変性2型コラーゲンは、軟骨成分の20%以上を占めます。
これは、軟骨成分の65〜80%を占める水分に次いで高い割合です。効率的に非変性2型コラーゲンを摂取することで、年齢とともに不足していく2型コラーゲンをダイレクトに補い、関節痛の悩み解消に役立ててみましょう。
ハーバード大学のデビット・トレンタム博士が人での臨床試験を多数行った結果、関節リウマチの患者10名に90日間、非変性2型コラーゲンを経口投与した所、完治1名・関節の腫れ痛み硬直の改善6名などの報告がされています。
そもそも関節リウマチとは何なのでしょうか?大きく言えば、体を異物から守るための免疫が、正常な部位(2型コラーゲン)を異物と認識、攻撃することによって発生します。腸における免疫も同じです。腸で安全だと認識されたものは栄養素として取り込まれますが、異物と判断されれば排除するように機能します。
腸でコラーゲンが異物・栄養素のどちらとして認識されるかを決めるのが「エピトープ」というコラーゲン構造の1部です。通行手形のようなもので、エピトープがあるだけで「なんの問題もない、毒性の心配もない栄養素」として吸収を許可されます。
腸が通行許可&異物検査okサインを出すことで、関節の免疫システムが「あ。攻撃しなくて良いんだ」と、反省し攻撃を弱めていくというワケです。
花粉症などのアレルギー治療でも行われる「減感作療法」に似たメカニズムですね。関節が異物(アレルギー原)とみなす2型コラーゲンを少しずつ摂取することで体に慣れさせ「これは異物ではないのだ」と免疫を寛容にできると考えられています。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。非変性2型コラーゲンが従来の関節・軟骨サプリの成分に比べてずっと魅力的で効果を期待できる成分だとお分かり頂けたでしょうか?ただの2型ではダメですよ。「非変性2型コラーゲン」であることを商品購入の際に、しっかりと確認しましょう!
サプリを選ぶなら、内側のゼリー状の主成分となる『プロテオグリカン』も配合している商品が良いでしょう。軟骨の潤い・栄養不足による関節痛はもちろん、免疫機能の異常が原因になる関節リウマチにも効果的な非変性2型コラーゲン&非変性プロテオグリカンを味方に付けて、毎日の生活をもっと楽に快適にしていきたいものですね。