少し無理な姿勢でいただけでも、関節痛は引き起こされます。
原因がはっきりしていて、一過性のものであれば、湿布やテーピングをしたり、鎮痛剤を飲んだりすることで緩和しますが、病気が潜んでいる場合は早めに病院にかかる必要があります。
気を付けるべきポイントは「どのように痛むのか」ということと、「痛み以外に症状がないか」の2つです。
関節痛の原因は多種多様で、風邪や冷えなど一過性のものから、ストレスや生活習慣に関係するもの、病気が隠されている場合などが考えられます。
痛みの強さだけではなく、どこがどのように痛いのかをチェックすることで、原因が特定できることがあります。
○どこがどのように痛いのかをチェックするポイント
・安静にしていても痛むのか、触ったり動かしたりしなければ痛くないのか
・膝や指など特定の部位だけ痛いのか、全身か
・特定の箇所が痛い場合、左右どちらか片方だけか、両方ともか
休息や薬などのセルフケアで改善が見られない時は、医療機関にかかるようにしましょう。
その時に、これらのポイントをまとめておくとスムーズに診察してもらえます。
関節痛を伴う病気に膠原病があります。
進行すると関節が固まってしまう以外にも、腎臓や肺などにも異常が現れることがあるので注意が必要です。
初期症状としては、関節の痛み以外にも微熱を伴ったしびれや腫れが起こります。
膠原病以外にも、しびれや腫れ、発熱、体重減少、ふるえなどの症状が出る病気はたくさんありますので、いくつか挙げておきます。
○関節痛を伴う代表的な病気
・痛風
・偽痛風
・骨肉腫
・可能性関節炎
関節の痛み以外におかしいところがないかも確認して、少しでも違和感がある場合は必ず病院に行くようにしましょう。
ただの関節痛だと思っても、痛みの程度や一緒に出ている症状によっては、恐ろしい病気が隠されている可能性もありますので注意が必要です。
特に、風邪でもないのに微熱が続く、手や指などにしびれが出ている、などの場合は、できるだけ早く医療機関の診察を受けるようにしましょう。