冬場は特に辛い関節痛、慢性の方も多いと思います。関節痛はホルモンバランスなどの影響もあり、特に女性に多いといわれていますが、そんな女性の方でも無理なく関節痛改善に近づく事が出来るかもしれません。

まずは軟骨の構成や働きを促しながらも、関節痛で重要な骨自体を強化するためには、毎日行う食事から、見直す事がとても重要となってきます。

関節痛って食事で改善出来るの？

関節痛にも様々な種類が存在しますので、食べ物がとても効果的かと言われればそうではありません。毎日行う食事を見直す事で、改善に近づき関節痛の予防にもなるのです。

やはりどんな事であっても毎日の積み重ねがあっての事ですから、一度ご自身の食生活をよく見直し関節に良いとされている食べ物を積極的に取り入れるように心がけましょう。そうする事で軟骨がスムーズにつくられ、骨も丈夫になり関節痛改善へと近づいていきます。

関節に良い成分！どうしてこれが関節に良いの？

まず誰もがCMなどで耳にした事があると思いますが、一般的に関節に良いとされている成分がいくつか存在します。

コンドロイチンは、軟骨や関節痛などを主に形成しています。グルコサミンは、軟骨の主な成分となり、関節や軟骨の再生を助け、尚且つ滑らかにしてくれます。

コラーゲンは、関節痛改善にとても効果的だといわれており、骨粗鬆症の予防にも効果がある期待されています。オメガ3脂肪酸は、慢性関節リウマチに効果的だといわれており、最近になってとても注目されている成分の一つです。

そして最後に、カルシウムとビタミンDと乳糖です。ビタミンDはカルシウムの吸収を手助けしてくれますので、カルシウムだけではなくビタミンDも一緒に摂る事をオススメします。

更に乳糖はビタミンDの吸収を促してくれますので、カルシウムとビタミンDを意識して摂る場合は、乳糖も一緒に摂ると更に吸収されやすくなります。

関節痛は骨を強化する事で改善されるという場合がありますので、日頃からカルシウムとビタミンDを摂るよう心がけましょう。

関節に良い成分が入っている食べ物って？

・コンドロイチン
鰻、鶏皮、フカヒレ、鮪の目玉、里芋、山芋、オクラ、なめこ

・グルコサミン
蟹や海老の殻、鰻、フカヒレ、鶏や豚などの動物の軟骨、山芋、おくら

・オメガ3脂肪酸
イワシ、サンマ、ニシン、ブリ、鯖、えごま油、くるみ

・コラーゲン
フカヒレ、鮭、カレイ、鰻、牛スジ、鶏皮、豚足、手羽先

・カルシウム
ヨーグルトや牛乳などの乳製品、小魚、大豆食品

・ビタミンD
イワシ、鮭、鰻、キクラゲ、干し椎茸、アンコウの肝、いくら

・乳糖
ヨーグルトや牛乳の乳製品

少し価格が張ってしまうものから、普段から食べているような物まで様々な種類の食材がたくさんあるので、続けていけそうですよね。

ですが多くの成分が、調理工程で失われてしまう場合がほとんどで、効率的な成分摂取ならばサプリメントとの併用がオススメされています。

さらに良い成分がある？

最近注目されているものが、「プロテオグリカン」と呼ばれる成分です。 糖とタンパク質の複合体で、皮膚にハリや弾力を与え、緩衝作用によって関節の動きを助けてくれるそうです。
また、プロテオグリカンは全ての動物の皮膚や軟骨に存在する成分なのですが、抽出が非常に難しくコストがかかるため、グルコサミンやコンドロイチンが主成分として出回るようになったみたいなんです。 効果としては、代謝バランスを整え、抗炎症作用や保水性、色素沈着等を予防してくれることから、美肌にもなれる成分として注目されています。

しかし、残念ながら加熱に非常に弱く、軟骨の唐揚げでもあまり摂取できないようです。 そのため、サプリメントで摂取することが1番効率が良いみたいです。

食と関節痛の関係

食事には関節痛との深い関わりがあります。まず関節に良い成分を摂る事で、丈夫な骨を作り、軟骨を正常に作る力を補えます。更に関節痛を引き起こす原因として肥満が上がっています。

肥満は膝関節に、大きな負担をかけ、影響を及ぼしてしまいますから、肥満解消も関節痛改善には有効的なのです。栄養バランスが良い食生活を送っていれば体の機能が正常に働き、肥満にもなりません。

そして規則正しい食事を摂る事がとても重要なのです。不規則な食生活を送っていてはいけません。食事の時間帯もとても重要なのです。

寝る前に食事をしてしまうとその多くが脂肪として吸収されて、夜はなるべくカロリーの低い物を食べた方がいいなど様々な理由があります。

ただ決まっているだけではなく、それぞれの事にはきちんと理由がありますので、食事だけではなく、食生活全体をよく理解しておきましょう。

関節痛改善は毎日の食事から

関節痛改善にはなぜ食生活の見直しが必要なのかお分かりいただけたと思います。 軟骨や関節に良いとされている食材は主に魚などが多いですから、和食中心の生活を心がけるだけでも、無理なくこれらの成分を摂取できるかもしれません。

毎日の積み重ねである食事は人間の体の全てに深く関係し、大きな影響を及ぼします。 ですので、毎日の食事が疎かにならないよう注意する事が必要です。 慢性の方や、軟骨や骨以外に原因のある方はきちんと医師に相談し、アドバイスを頂きましょう。

そして甲殻類や乳製品アレルギーの方は成分が含まれているからといって、海老や蟹の殻や、牛乳、ヨーグルト、チーズなど絶対に食べないようにしてください。

冷やすと痛みが悪化してしまうといわれているくらいですので、冬場ではなくてもなるべく冷やさないよう心がける事で、日頃の痛みを軽減することもできますし、とてもオススメですよ。