肩こりの原因

慢性的な肩こりは、少し意識して生活習慣を変えてみることで解消する場合があります。
「姿勢」「疲れ目「自律神経の乱れ」という大きく分けて3つある肩こりの原因と改善方法を挙げました。
これらにはそれぞれ関連性があるため、どれか1つだけではなく、すべての予防策を取り入れてみましょう。

■姿勢の問題で筋肉にストレスを与えている
肩こりに年齢はあまり関係なく、小学生でも、肩こりを感じる子はいます。
考えられる原因の1つが姿勢の問題です。
学生やデスクワーカーは、1日のうちに座って過ごす時間が長く、意識して筋肉を動かすようにしないと、肩や首がこり固まる原因になります。

姿勢による肩こりは、30分に1回くらいの頻度で、意識的に肩や首を回したり上げ下げしたりすることで予防できます。
動かす時ははずみを付けず、ゆっくりと丁寧な動作を心がけるようにしましょう。
肩を回す時は肩甲骨を動かすイメージでおこなうと効果的です。

■パソコンやスマホによる疲れ目に注意
同じ姿勢を続けないように気を付けていても症状が改善しない場合は、眼精疲労が原因の可能性があります。
仕事のほとんどをパソコンで行っている方や、頻繁にスマホを見ている方は特に注意が必要です。
首や肩のこりだけでなく、目の奥や頭が重い、痛い、という症状がある方は、目の疲れを癒すことで肩こりが解消することがあります。

パソコンなどの画面を見続けていると、まばたきが少なくなります。
まずは意識的にまばたきをするようにしてみましょう。
また、眼精疲労を感じた時は、冷やさずに温めるようにしましょう。
ホットタオルなどを当てておくのも効果があります。
また、眼鏡やコンタクトを使用している方は、きちんと度が合っているかも確認しましょう。

■ストレスや冷えは自律神経を乱すので肩がこる
不安や苛立ちを抱えると、精神的にストレスが発生します。
心が疲れると、自律神経に乱れが生じ、筋肉をこわばらせてしまう原因になります。
それ以外にも、身体を冷やすことで自律神経は乱れます。

毎日お風呂に入らずにシャワーで済ませている方は、できるだけ湯船に浸かるようにしましょう。
これだけでも、ストレスの緩和や冷え性改善に効果があります。精神的なストレスは、人によって改善策はさまざまです。
リラックスできる時間を作ったり、人に相談したりするなど、自分に合った方法を探してみましょう。

仕事や勉強に集中すると、同じ姿勢のままで目を酷使することが多くなります。
気が付いた時に目を閉じて、上半身を丁寧に動かす習慣を付けることがとても大切です。
さらに、入浴やホットタオルなどで疲れがたまりやすい箇所を温めると、自律神経を整える効果が期待できるため、肩こり予防に繋がります。