リウマチの原因

関節が関係している病気はたくさんありますが、その中でも有名なものの1つにリウマチがあります。
発症の要因はいくつかありますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。
遺伝や生活習慣にこれと言った問題がなくても、初期症状を感じた段階で医師の診察を受けるようにしましょう。

どのような病気か

菌やウイルスが体内に入ってくると、免疫がそれらを退治してくれます。免疫は、風邪やインフルエンザなどを治すためにはとても重要ですが、免疫性疾患になると、免疫が自分自身を攻撃してしまいます。

代表的な免疫性の病気が、リウマチ性疾患です。
この中には変形性関節症や膠原病などが含まれますが、一般的には関節リウマチという病気を指すことが多いようです。

骨や筋肉、関節などのことを総称して運動器と呼びます。
関節リウマチを発症すると、運動器のこわばりや痛みなどの症状が現れます。
また、朝起きて手の指がしびれるのも特徴の1つです。悪化すると骨や軟骨が壊れて身体が動かなくなり、寝たきりになってしまいますので、早期の発見、治療がとても大切です。

どのような原因で発症するのか

リウマチの発病原因は、残念ながらはっきりとはわかっていません。
しかし、患者は30代から50代の女性に多く見られ、遺伝的な要素もあります。
また、喫煙やストレスなど、生活習慣も少なからず関係しているようです。

■遺伝だけでは決まらない
遺伝的に、この病気にかかりやすい体質というのはあるようです。
もちろん、家族が発病したからといって、必ず自分もかかるわけではありません。
あくまでもかかりやすい要素が遺伝するだけなので、悲観的にならないようにしましょう。

■喫煙やストレス、過労などがきっかけになる場合も
遺伝以外にも、ウイルスや菌による感染、ケガや出産など、さまざまな要因がきっかけで発症すると言われています。
また、喫煙やストレス、過労も原因の1つと考えられています。これらをできるだけ避けるように心がけましょう。

リウマチは進行すると身体が動かなくなってしまいますので、できるだけ早急に対処しましょう。
かかりやすい体質や生活習慣の方はいますが、発症理由はそれがすべてではありません。
身体に違和感があった場合は、発症原因に思い当たることがなくても、病院に行くことをおすすめします。